福島ラインワンツー! 山崎芳仁(福島・88期・29歳)が今年初のG1制覇―。平成20年のG1第4弾、「第17回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」決勝は7月8日、群馬県・前橋競輪場の最終第11Rで争われた。新田祐大を頭に4車結束の福島連係と4倍ギアを捨て勝負賭ける平原康多牽引の関東連係との対決が注目されたレースは、新田―山崎―岡部芳幸―成田和也、渡部哲男、小橋正義、平原―飯嶋則之―手島慶介で周回を重ねる。平原は青板で抑えにかかるが、誘導をかわした新田が突っ張り隊列はもとのままに。打鐘で再度平原が仕掛けるが、新田は一気に加速し完全に主導権を取り切り、最終2角で捲った渡部に併せて3角から発進の山崎が悠々抜け出し完勝。岡部も2着に入り福島ワンツーで通算4度目、今年初のG1優勝を果たし、賞金2696万円(副賞含む)とKEIRINグランプリ08への出走権を獲得した。 |
(写真上) 2着に入った岡部芳幸に祝福される山崎芳仁
(写真下) 3角番手捲りの山崎がV
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