7月30日、東京・文京区の東京ドームホテル「オーロラの間」で、2008第29回北京オリンピック競技大会と2008北京パラリンピック競技大会に出場する自転車競技日本代表選手の記者会見と壮行会が行われ、自転車競技関係者約200人が出席、出場選手たちを激励した。初めに紹介されたのは9月開催の北京パラリンピックに出場する日本選手団(班目秀雄監督と選手5名)。石井雅史(07世界選手権1km/ロード金)、藤田征樹(07パラパンアメリカン1km/TT金)、小川睦彦(07世界選手権ロードTT銅)、大城竜彦(07世界選手権スプリント4位)、高橋仁(パラリンピックパイロット)の5人。
班目秀雄監督は「選手たちは厳しい練習に耐えて来ました。本番では北京の空に日の丸を掲げてくれると信じております」と挨拶。パラリンピック自転車競技は9月7日から14日までの約7日間に亘り、トラックとロード競技に分かれて行われる。
続いて記者会見に臨んだのがJCFナショナルディレルター、フレデリック・マニエ監督率いる自転車競技日本選手団の14名の内10名(飯島誠、別府史之、沖美穂、片山梨絵の4名は海外合宿中で欠席)。
男子トラックはプロ競輪選手で4年前、アテネ五輪チームスプリントで銀メダルを獲得したメンバーの伏見俊昭と長塚智弘広のコンビに、渡辺一成(07アジア選手権銀)、永井清史(08全日本選手権ケイリン金)、北津留翼(07アジア選手権スプリント金)の5人。女子トラックは佃咲江(07アジア選手権ケイリン銀)、和田見里美(07アジア選手権ポイント銅)の2人。男子ロードレースは宮澤崇(08アジア選手権ロード銅)と、男子BMXの阪本章史(08全日本選手権金)、また男子MTB・XCOの山本幸平(08北京五輪代表選考会金)が出場する。フレデリック・マニエ監督は「選ばれた14名はフランス・ボルドー合宿での厳しい練習に耐え、成果がありました。本番では全力を出し切ってくれるでしょう」と挨拶した。
北京オリンピックでもメダルの期待がかかる伏見俊昭選手は「オリンピック出場とは、本業の競輪で稼ぐお金とはまた違った価値があり、夢に向かっての挑戦です」とコメント。
僚友・長塚智広選手も「伏見さんらと共に日の丸を背負い、悔いのない戦いをしてきます」。渡辺一成選手は「世界のレベルは高いですが、100%の力を出し切ります」と。
永井清史選手も「4年前は出場できず悔しい思いをしたので全力で戦います」と語った。
会見後の「壮行会」ではJOC竹田恒和会長が「選手の皆さんは日頃の実力をいかんなく発揮され、新たな歴史を築いて下さい」と激励した。 |