武田豊樹が番手捲りで快勝
愛弟子・牛山と必殺の2段駆け! |
武田豊樹(34歳・茨城)が磐石の番手捲りで地元記念2度目の制覇―。茨城県・取手競輪の開設58周年記念「水戸黄門賞」決勝は9月30日の最終第11Rで争われた。レースは92期の新鋭・牛山貴広を先頭に武田―戸辺裕将―十文字貴信と続く地元茨城4車の後ろを神山雄一郎が固めるという鉄壁の関東ラインと小嶋敬二―加藤慎平―立石拓也―小林裕司の2分戦となり、牛山が赤板で小嶋を抑えに出ると小嶋は打鐘前で引き、小林が神山の後ろに切り替えて打鐘を迎えると牛山が一気にスパート。7番手に置かれた小嶋が1センターから捲るも中団までで失速し、バックから牛山を交わして出た武田が楽に押し切った。武田は地元では一昨年以来2度目、通算では9回目の記念優勝。負けられない一戦を「人気は気にならなかった。牛山のかかりが良かったです」と落ち着いて振り返る武田。これで賞金14位、GP逆転出場を賭けた戦いはまだまだ続く。 |
(写真上) 地元記念V2を果たした武田豊樹
(写真下) ガッツポーズでウイニングランをする武田
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