- 山陽オートSG第40回日本選手権オートレース - |
06賞金王田中茂(31歳・飯塚)が日本一の舞台で感涙の復活劇だ!
オート実力日本一決定戦・SG第40回日本選手権オートレースの優勝戦は11月3日、山口県・山陽オートの最終第12R良走路で争われた。シリーズ完全Vに王手をかけたS1戦士・高橋貢を筆頭に、有吉辰也、浦田信輔、荒尾聡、田中の飯塚軍団4者、池田政和、そして地元山陽から浜野淳、佐々木啓と佐々木以外は全員SGホルダーという豪華な顔ぶれが揃った最終決戦は、試走ダントツの25を叩き出した田中が0mオープン戦スタート4番手から1周3角で荒尾、浜野にまとめて切り込み2番手、続く2周1角で浜野の懐に飛び込み首位を奪う速攻決めるや、あとは周回ごとに後続とのリードを広げる圧勝劇を披露した。2着は荒尾、3着が高橋。
2006年9月、オートGPでのSG初優勝から同11月の日本選手権、12月スーパースターと怒涛のSG3連覇を達成し一躍頂点を極めた田中だったが、以後は機力がかみ合わず一時はSGで予選突破もままならない苦しいシーズンを味わい、今年は左肩手術のため3カ月に及ぶブランクも余儀なくされた。それだけに表彰インタビューでは声を詰まらせる場面も。「選手生活10年で最高のスタートでした。SG初優勝のときよりもうれしいです」。これで年末のスーパースター出場権も獲得。復活ロード第二幕に向けて爆走する。 |
(写真上) ケガ、機力難…スランプを乗り越え 復活の速攻弾を見せた田中茂
(写真下)2周1角で3号車・田中茂が1号車・浜野淳を捉え首位を奪取
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