終わりよければ全てよし! 井上昌己(長崎・86期・29歳)が初の王者に輝いた。2008年のベスト9が輪界NO.1の座を争う大一番「KEIRINグランプリ08」は12月30日、神奈川県・平塚競輪第11Rで争われた。レースは青板前から山崎芳仁、佐藤友和ら北日本勢に抑えられ、赤板過ぎに6番手に引いた永井清史が打鐘過ぎて全開発進。後続の小嶋敬二―井上らを引き離して最終ホームを通過。3角でようやく永井に追いついた小嶋がそのまま番手捲りで押し切るかに見えたが、直線で井上が鋭く伸びて快勝。06年以来2度目の出場で初のGP制覇を果たし賞金1億円(副賞含む)を獲得、08年の賞金王に輝いた。
井上は「最終ホームで思い通りの展開になったので、後は落ち着いて走るだけでした。自分は勝負強いのかなと思います。来年(09年)はG1を獲ってまたグランプリに戻ってこられるよう頑張ります」と語った。 |