矢口啓一郎(群馬・86期・28歳)が、悲願の記念初Vを果たした。埼玉県・大宮競輪場のG3東日本発祥60周年記念「倉茂記念杯」決勝は、1月15日の最終第11Rで争われた。レースは打鐘過ぎに先頭に立った荒井崇博―大塚健一郎―小倉竜二を矢口―伏見俊昭が抑え、スローペースで最終ホームを通過した。最終1角、浅井康太―伊藤正樹が一気に発進すると、平原康多―神山雄一郎は中団で立ち遅れ、3番手に矢口がはまりこんで、4角から一気に捲り追い込み、直線で伊藤の牽制をこらえて記念初優勝を果たした。
「同期に後れを取ったが、やっと(記念を)獲れて本当によかったです」とホッとした表情を見せていた。 |