井上昌己(長崎・86期・29歳)が初の最優秀選手賞を獲得した。昨年1年間活躍した競輪選手の中から特に素晴しい成績を修めた選手を表彰する、財団法人JKA主催の「平成20年優秀選手表彰式典」が2月19日午前、東京・千代田区の赤坂プリンスホテル新館「クリスタルパレス」で、三笠宮寛仁親王殿下ご臨席のもと、ファン・関係者など約600名が集い盛大に挙行された。栄えある最優秀選手賞は競輪祭とグランプリに優勝し、優勝回数でも1位となり年間を通しての活躍が評価された井上が受賞した。
優秀選手賞は渡辺晴智(静岡・73期)、山崎芳仁(福島・88期)、伏見俊昭(福島・75期)の3選手、最優秀新人選手賞は柴崎淳(三重・91期)、特別敢闘選手賞は紫原政文(福岡・61期)がそれぞれ受賞した。また、北京五輪で銅メダルを獲得した永井清史(岐阜・88期)は特別功労賞と国際賞のダブル受賞、成田和也(福島・88期)、渡辺一成(福島・88期)、新田祐大(福島・90期)の3選手も国際賞を受賞した。チャンピオンブレザーをまとった井上は「名誉ある賞をいただき、感激しています。この賞に恥じることの無いよう、今年も頑張っていきたい」と気持ちを新たにしていた。 |