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TOP > 競輪 > [ 2009年4月5日 ] 武田豊樹村上を捲ってG1初制覇達成 氷上から転身6年ついに獲ったぞ!

競輪記事

武田豊樹村上を捲ってG1初制覇達成
氷上から転身6年ついに獲ったぞ!

-岸和田G1第62回日本選手権競輪決勝 -

 スピードスケート日本代表から輪界入りして6年、武田豊樹(茨城・88期・35歳)が悲願のG1を初制覇した。大阪府・岸和田競輪場のG1第62回日本選手権競輪決勝は、3月8日の最終第11Rで争われた。人気は、ともに無傷の3連勝で勝ち上がった地元の快速先行・村上義弘と番手の加藤慎平の両者に集まった。レースは正攻法に構えた海老根恵太―鈴木誠―渡辺晴智の南関ラインを、赤板上昇の武田―兵藤一也が抑えると、これに続いた村上が加藤―山口幸二―山内卓也の中部勢を連れて先行のタイミングをうかがい、後続が動かないのを確認して最終ホームから全開発進。車間を切ってこれを追った武田が最終バック5番手から捲り反撃すると、直線は村上の番手から抜け出した加藤とのハンドル投げ勝負となり、長い写真判定の結果念願のG1タイトルを手にした。

 確定直後に神山雄一郎ら関東地区の選手による胴上げを受けた武田は「前検日から『優勝する』という気持ちを持って臨んでいました。捲りなら優勝のチャンスがあると思ったので、不発覚悟で神山さんのアドバイス通りに3角から仕掛けて、ブロックを受けてもいいという気で4角も攻めたのが勝因です。(G1優勝で)やっと競輪選手の仲間入りができたと思います。これからも一戦一戦を大事にしながら、さらにしぶとい競輪選手になって、同期の山崎(芳仁)君たちともっと競輪を盛り上げるよう努力していきたいですね」と語った。

(写真上) 悲願のGT初制覇に感無量の武田豊樹選手
(写真下) 写真左から2着・加藤、優勝・武田、3着・海老根

[ 2009年4月5日 ]


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