圧巻の捲りで伏見俊昭(福島・75期・33歳)が初代王者に輝いた! S級S班18名によって争われた今年度より新設のG1「SSシリーズ風光る09」の決勝は5月5日、大阪府・岸和田競輪場の最終第12Rで争われた。予選レース快勝の伏見、小嶋敬二をはじめ、平原康多、武田豊樹、山崎芳仁らが顔を揃えた大一番は、打鐘過ぎに先頭の山崎後位に平原が飛びつくと、両者の番手の武田と伏見が離れて小嶋が番手に嵌る。最終ホームから踏み込んだ平原を、2角から小嶋が番手捲りすると、これをバック後方から捲った伏見がゴール前で捕らえて完勝、08年オールスター以来となる4度目のG1優勝を飾った。「自分で捲る展開は想定外だったが、(佐藤)友和が後ろについていたので、立て直して捲りに行った。最後の直線は執念で届いたと思う。この後も残りのG1を勝ってグランプリを目指したい」と伏見。 |
(写真上) 新設のSSシリーズで初優勝した伏見俊昭選手
(写真下) 3番車7伏見が内の2番車小嶋を捲り切ってV
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