鉄壁の関東ラインを利して、武田豊樹(茨城・88期・35歳)が今年2度目のG1タイトルを獲得した―。愛媛県・松山競輪場を舞台に争われた第52回オールスター競輪決勝は、9月23日の最終第11Rで争われた。伏見俊昭、山崎芳仁ら北日本の強豪が相次いで敗退し、平原―武田―神山雄一郎と揃った関東勢に有利となった注目の一戦は、打鐘過ぎに4角から全力先行の平原康多を、最終バックで番手捲りした武田が石丸寛之の捲り追い込みをこらえ、押し切り快勝、今年3月の日本選手権以来となるビッグレース制覇を飾った。武田は「先行した平原君の気持ちに応えて、3角から思い切り踏み込めたのが良かった。後ろを固めてくれた神山さんもそうですけど、関東勢の結束力の堅さのおかげですね」とラインに感謝しきりだった。 |
(写真上) 優勝・武田をはさんで、2着・神山(左)、3着・石丸(右)
(写真下) 笑顔で観客とハイタッチする武田豊樹選手
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