イン捲りの絶好機を一気呵成に押し切り、若武者・坂本亮馬(福岡・90期・24歳)が記念初優勝を飾った! 神奈川県・花月園競輪場の開設59周年記念G3「菊花賞典」決勝は、9月13日の最終第11Rで争われた。好天の下、8千人余の観衆注目の一戦は、坂本―友定祐己―矢口啓一郎―神山雄一郎―高木隆弘―佐藤慎太郎―浅井康太―山口幸二―田中雅史の順で周回。赤板から坂本を抑えた浅井を、打鐘で矢口が叩いて踏み込む機会を窺うと、4角から坂本が内をスルスルと上昇。最終バック手前で矢口を交わして先頭に立つと、矢口、神山らの猛追をしのいでそのまま押し切った。笑顔一杯で表彰に臨んだ坂本は「内がガラッと空いたので、まさかと思いましたけれど、思い切って踏み込んでいきました。それでもまさか勝てるとは」と戸惑いつつも「今回の優勝で、少しは全国にアピールできたかも」と自信を覗かせた。 |
(写真上) 少女たちに囲まれてご満悦の坂本亮馬選手
(写真下) G3記念初優勝に笑顔一杯でガッツポーズ!
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