中部2段駆け作戦を分断、平原康多(埼玉・87期・27歳)が今年2度目のビッグ制覇した―。小倉競輪場で11月20日より4日間に亘り開催された第51回競輪祭は23日の最終第11Rにおいて決勝戦が争われた。注目の一戦はスタートを決めた平原が誘導後位を確保。以下、有坂直樹―海老根恵太―斉藤正剛―坂本亮馬―浅井康太―永井清史―加藤慎平―山田裕仁の並び。赤板手前から上昇した浅井が打鐘手前で発進すると、平原が加藤の内で粘り、最終ホームで競り勝って3番手を取りきる。2角で永井が早くも番手捲りを打つと平原もこれを好追し、直線で一気に永井を交わし、捲り追い込んできた海老根を抑え快勝した。平原は「関東が自分1車だったし、中部勢に行かれると苦しいと思ったので粘るつもりで前を取った。今回は自分の力で(タイトルを)獲れたので本当に嬉しいですね」と笑顔を見せた。 |
(写真上) 優勝・平原を中央に2着・海老根(左)、3着坂本(右)
(写真下) 2番車平原(左から3人目)が粘り切ってV
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