単騎勝負のバック5番手から村上義弘と岩本俊介を捲り一閃、渡部哲男(愛媛・84期・30歳)が通算4度目の記念制覇を飾った―。静岡県・伊東温泉競輪場の開設59周年記念G3「椿賞争奪戦」決勝戦は、12月8日の最終第11Rで争われた。レースは打鐘過ぎに岩本―中井達郎がカマして村上―市田佳寿浩がもがき合うところ、市田を追走した渡部は前団併走の5番手となり、そのままバックから発進、後位に切り替えた浅井康太の追走を振りきり快勝した。09年1月の立川以来となる久々の記念優勝を飾った渡部は「絶妙のタイミングで仕掛けることができた。(競輪祭欠場後で)調子はあまり良くなかったが、優勝できて本当に良かったです」と笑顔を見せた。 |
(写真上) 09年1月、立川記念以来の優勝を飾った渡部哲男選手
(写真下) 優勝の喜びを語る渡部
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