海老根恵太(千葉・86期・32歳)が横一線の激戦を制した―。競輪界最高峰のレース「KEIRINグランプリ09」は12月30日の東京・京王閣競輪最終第11レースにおいて争われた。永井清史―加藤慎平―海老根―平原康多―武田豊樹―神山雄一郎―石丸寛之―山崎芳仁―伏見俊昭の順で周回を重ね、打鐘で山崎が誘導を交わすと、平原が内を掬って主導権。後続がもつれて迎えた最終2角、8番手から仕掛けた永井に合わせて伏見が海老根を連れて最終バックから捲り関東勢に迫ると、武田が伏見を牽制しつつ満を持して抜け出すが、海老根が大外一気に伸びて武田を捉え快勝した。06年の有坂直樹以来となるグランプリ初出場初Vの快挙を達成した海老根は「とにかく力を出し切ることだけを考えていた。先に捲った伏見さんについていけたのが勝因。またタイトルを獲ってグランプリに出たい」と締め括った。 |
(写真上) グランプリ初出場で初優勝した海老根恵太
(写真下) 駆けつけた師匠・森下太志の祝福を受ける
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