村上博幸が兄・義弘を番手差しG1を初戴冠
史上2組目のG1決勝、兄弟ワンツーの快挙だ! |
村上博幸(京都・86期・30歳)が実兄・義弘の魂のこもった打鐘先行を怒涛の番手差しでG1初戴冠! 千葉県・松戸競輪場で行われた第63回日本選手権競輪は3月7日の最終第11Rで決勝戦が争われた。雨中決戦となったレースは、山崎芳仁―伏見俊昭―松坂英司―村上義―村上博―加藤慎平―坂本亮馬―井上昌己の並びで周回。赤板で坂本が山崎を抑えると、これを追った村上義が打鐘で坂本を叩き主導権。坂本と山崎は全く動けず、一本棒の大勢で快調に逃げた村上義を、番手の村上博がゴール前で差し切り快勝。村上義も2着に粘り、76年オールスターの藤巻兄弟以来34年ぶり2組目のG1決勝での兄弟ワンツーを達成した。表彰式で降りしきる雨に負けぬ熱い涙を流した村上博は「今日は兄の背中だけを見て必至に付いていくだけだった。一緒に走れて、しかもワンツーで決められたので本当に嬉しい」と笑顔一杯だった。 |
(写真上) 左から2着・村上義弘、優勝・村上博幸、3着・山口幸二
(写真下) 敢闘門前で近畿勢の祝福を受ける村上博幸
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