在校2位の増原正人(ますはら・まさと・広島・26歳)がチャンピオンに輝いた!
競輪の「第98回生徒卒業記念レース」は3月23・24日の2日間に亘り、静岡県・伊豆市の日本競輪学校南400ピストにおいて実施され、24日午後の第9Rで決勝戦が争われた。
気温7度と冷え込んだ雨中での戦いとなったレースは、打鐘から先行態勢の馬場和広(埼玉)の番手を在校1位の東矢昇太(熊本)が取り切り、これを増原が追って最終ホームを通過。最終バック過ぎに番手捲りを打った東矢を、増原がゴール前で差し切り快勝した。
競走訓練皆勤を貫き、登坂王決定戦を制するまで上り詰めた努力家の増原は「表彰式で倉茂杯(優勝杯)を持ったときに、凄く優勝した実感がありました。今までは捲り主体にやってきましたが、卒業後はもっと持久力をつけて先行主体で戦っていきたい」と力強く語った。98回生徒69名は5月1日に選手登録、今年7月より全国各地の競輪場でデビューする。 |