中村浩士〈千葉・79期・32歳〉が2年ぶりの記念制覇を飾った―。高知県・高知競輪場の開設60周年記念G3「よさこい賞争覇戦」の決勝競走は4月6日の最終第11Rにて争われた。道中は前受けの鈴木謙太郎の3番手で芦沢大輔の内併走となった中村。赤板から守谷陽介が上昇開始し鈴木が車を下げる際に芦沢に内へ押し込まれるが直ぐに立て直し、先行体勢に入った守谷ラインの後ろに付け直す。最終バックから鈴木が捲るも伸びを欠き、守谷の番手の吉永和生らの伸び勝負となるかに見えたが、中村が直線最内を猛然と突っ込み快勝した。08年8月の松戸以来となる自身2度目の記念優勝を飾った。「競った芦沢君を含め、他の選手が気合いで一杯の中、僕だけがリラックスしていたのが最大の勝因」と語った。 |
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