荒井崇博(佐賀・82期・32歳)が2年ぶり地元記念を制覇した―。佐賀県・武雄競輪場の開設60周年記念G3「大楠賞争奪戦」決勝は4月20日の最終第11Rで争われた。レースは最終ホーム手前から坂本亮馬が荒井を連れて主導権を握り、後位で前受けからイン粘りした海老根恵太と九州勢3番手の松岡貴久でもつれる展開。後方に置かれた市田佳寿浩が最終2角から捲るが、これに合わせて3角から荒井が番手捲りを敢行。松岡の追撃をこらえ押し切った。08年11月の玉野以来となる通算11度目の記念優勝を決めた荒井は「今日の優勝は行ってくれた坂本君と追い上げた松岡君のおかげ。最後はキツくて松岡君に抜かれそうだったけれど、勝ててよかった。自分が怪我をして苦しんだ時期も支えになり、今回も頑張ってくれた九州の後輩たちに感謝していますし、これからは彼らを盛り立てていきたいですね」と感慨深げに語った。 |
(写真) 1年半ぶりの記念優勝に感無量の荒井崇博選手
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