北日本の誇る大型先行、鈴木謙太郎(福島・90期・25歳)が待望の記念初Vを飾った。大分県・別府競輪場の開設60周年記念G3「別府八湯ゆけむりカップ」決勝は6月1日の最終第11Rで争われた。無傷で勝ち上がった鈴木に注目が集まった一戦は、打鐘で先行態勢の吉本卓仁を最終ホームで叩いた鈴木が後続のもつれを尻目にマイペースで逃げ、守谷陽介後位から切り替えた池田良らの追撃を抑えて快勝した。4連勝完全で自身初の記念制覇を飾った鈴木は「準決勝までのように捲りだと警戒されて不発の危険が大きかったので、今日は後ろに差されるのを覚悟で先行した。次の目標はG1で準決勝に乗ること」と意欲を見せた。
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