山崎芳仁(福島・88期・31歳)が怒涛の2角捲りで上がり10秒6のバンクレコードを叩き出し、2年ぶりの記念V飾った―。新潟県・弥彦競輪場の開設60周年記念G3「ふるさとカップ」決勝は6月15日の最終第11Rで争われた。レースは武田豊樹が打鐘先行。山崎は中団で競り負け後退する阿部康雄の煽りを受け、前団から大きく置かれた7番手となるも、2角から反撃開始。4角手前で前団に追いつくと、直線大外を一気に踏み抜き快勝した。08年5月の平塚以来となる通算9度目の記念優勝を飾った山崎は「脚に余裕はあったし、海老根さんが先に踏み出していなかったのが幸いした。久しぶりの記念優勝で今後に勢いがつきそうです」と笑顔で語った。 |
(写真上) 4回転ギアを駆使し、宿敵・武田を一蹴した山崎芳仁
(写真下) レース後、バンク内を表彰式に向かう山崎
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