被災地へエール! 伏見俊昭が北日本連係を利し捲り快勝、2年ぶりG1を制覇した。大阪はメッカ岸和田競輪場の東日本大震災被災地支援「G1第27回全日本選抜競輪」決勝戦は8月7日の最終第11Rで争われた。レースは車間を切って出た山崎芳仁の仕掛けに伏見俊昭(福島・75期・35歳)―佐藤慎太郎―岡部芳幸が続いて打鐘。福島4車が完全に主導権を取り切ると、最終バックから捲りに出た平原康多の更に外を捲り上げる村上義弘の強襲に、合わせて出た番手の伏見が直線、村上を抑えた佐藤のアシストを受けて抜け出し快勝、09年の5月当地SSシリーズ風光る以来2年ぶりのG1通算V5を達成した。
伏見は「被災地の方に少しでも勇気と夢、元気を与えられるようにと気持ちを込めて走った」と応えた。 |