7月のデビューから5カ月を迎えるが、その輪界女王を決めるガールズグランプリ2012がKEIRINグランプリ2012シリーズの初日12月28日、東京・京王閣競輪第11Rで争われた。レースは最内枠を利して小林莉子(東京・19歳・102期)が前受け。以下荒牧、中村、中川、加瀬、増茂、中山の並び。赤板で動いたのは加瀬。徐々に先団に取りつくと注目のジャンで小林を叩き主導権をとった。切り替えた小林は加瀬の番手、最終バック一本棒で最後方の中村はこの時点で絶望的な位置となった。迎えた直線、懸命に追い上げる荒牧やインを掬った増茂を尻目に、小林は粘る加瀬をゴール前で差し切り快勝、7月のガールズケイリンデビュー戦も制した、大舞台での強さをココでも発揮した。小林は「先行の気持ちは強かったが結果的に、加瀬さんの後ろが取れたのが良かった。これからはガールズGP初代女王にふさわしい、先行力をつけて邁進したい」と目を輝かせた。 |
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