金子貴志が深谷知広を利し、番手差し快勝、寛仁親王牌に続く今年2度目のG1を制覇した。グランプリへのG1最終章「第55回朝日新聞社杯競輪祭」決勝は12月1日、福岡県小倉競輪場(北九州メディアドーム)にて争われた。レースはジャンが鳴って藤木裕―大塚健一郎を叩きに行った平原康多―長塚智広―神山雄一郎を牽制する中から新田祐大―岩津裕介の先行3車がツッパリ合い、新田が分断されて先頭に押し出された最終ホーム、後方8番手の深谷―金子貴志(愛知・38歳・75期)の黄金ラインがダッシュ一発で主導権を握ると、バック捲りの藤木は新田がブロックして後退、迎えた直線は逃げる深谷を金子が差し切り快勝、7月の寛仁親王牌に続く自身通算V2を達成した。深谷は今年G14度目の2着、3着は九州勢でただ一人決勝進出果たした大塚が入った。 |
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