102期生と5月デビューの104期生のトップレーサーたちが激突した、ガールズ頂上決戦の「JFN杯ガールズグランプリ2013」はKEIRINグランプリシリーズの初日12月28日の第11R、立川競輪場にて争われた。レースは、好枠活かしてスタート取りした石井に中村、中川、梶田、加瀬、山原、中山で周回。赤板から中川が上昇すると、ジャンで中山、加瀬、山原が続き、石井、中村は内に包まれ3、4番手。勝負所の最終ホーム、ツッパリ合う中川と中山を見ながら加瀬は脚を温存、バックまで待って、石井を出させない絶妙な捲りを敢行。ところが、加瀬のスパート以上に、その後位に切り替えた中村のハンドルワークが冴えた。加瀬の背後にピタリとマークすると迎えた直線、ゴール寸前、粘る加瀬を1/8車輪捉えた中村が歓喜のV、見事昨年のリベンジを果たした。加瀬は惜しくも2着、石井は出るところがなく、追い込んだものの3着まで。中村は「昨年、何もせず終わったあのレースがあったからこそ、この優勝に繋がった。地元でファンに応えられてうれしい」と笑顔だった。
|
(写真) 昨年のリベンジを果たし、優勝した中村由香里選手
|
|