稲川翔がデビュー9年目でG1を初制覇した。26年度の初陣を飾るG1「第65回高松宮記念杯競輪」の決勝は、6月15日の最終日第11Rで争われた。レースはジャンで先行した脇本雄太の後位をめぐり稲川翔(大阪・29歳・90期)―東口義朋と菊地圭尚―大塚健一郎が競り合うも、ホームで稲川が菊地をブロックして番手を死守。並びは脇本―稲川、菊地―大塚、東口、岩津裕介―柏野智典、浅井康太―吉村和之。軽快に飛ばす脇本に対し最終バック8番手から捲る浅井は不発で直線、番手稲川が脇本をゴール前で捉えると、内割る菊地と交錯(菊地は落入)しながらも堪えて優勝、05年7月のデビューの9年目、G3を飛び越え初のG1制覇を成し遂げた。 |
(写真上) G1を初制覇した稲川翔(大阪・29歳、90期)
(写真下) 9番車・稲川が7番車・脇本を抑え、G1初優勝
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