【 競輪 keirin 】

7番手から鮮やか捲り 石毛克幸 ビッグ初優出初V!

〜 G2ふるさとダービー弥彦決勝 〜

 捲り炸裂!石毛克幸(千葉・84期・28歳)がG2初優出初V飾る―。平成17年度第2弾のG2ふるさとダービー決勝は去る6月28日、新潟県・弥彦競輪場で争われた。前日から見舞われた大雨もようやく上がって迎えた大一番は、赤坂から稲垣裕−小野俊−室井竜が上昇すると、これに合わせて武田豊−深井−豊田知が最終ホーム手前から先行、稲垣が滑って後退し、小野は神山の後位に。

 対して、7番手に置かれた石毛が2角から絶妙のタイミングで発進、一気に車群を飲み込み4角で武田を捲り切ると小野の猛追も8分の1輪差で振り切った。石毛は昨年8月の小田原記念V以降は11月落車骨折するなど不振にあえいだ時期もあった。苦しみを乗り越えた末のG2初制覇となった。

 「とにかく外踏んでやろうと思って行った。次から簡単に負けられないので、より集中して行きたい」と語った。

(2005年7月20日号)

7番手から8番の石毛が捲り切った。
2着に1番の小野