【 競輪 keirin-1 】

兵藤一也が悲願のビッグ初V
直線一気の捲り追い込み

〜 G2松山第18回共同通信社杯競輪決勝 〜

 兵藤一也(群馬・82期・27歳)が会心の捲り追い込みでV! G2第18回共同通信社杯
競輪決勝は10月、今年1月に移転・開場したばかりの愛媛県・松山競輪場第11Rで争われた。レースは小嶋敬―金田健を前団に隊列が目まぐるしく入れ替わり周回すると、打鐘から山崎芳が佐藤慎―兵藤を連れ先頭に立つと、すかさず金子貴が4角で巻き返し最終ホームを通過。しかし金子が2角から捲った海老根恵を2センターでブロック。その瞬間に空いた隙から抜けた佐藤を番手の兵藤がゴール寸前で追い込んで1着。優勝賞金2200万円(副賞含む)を獲得し、デビュー6年6カ月でビッグ初優勝を飾った。

 「レース前に何度イメージしても優勝しかなかったので、優勝を確信していた」と兵藤。
なお総売上は目標を上回る150億4176万0400円。

(2005年11月5日号)

「自分を信じて4コーナーまで脚をためた」
と兵藤

最終で5番・兵藤がゴール前
追い込み1着となった。


【 競輪 keirin-2 】

村上義弘が復活の地元記念V 

〜 京都向日町G3開設55周年記念決勝 〜

 村上義弘(京都・73期・31歳)が5年ぶり2度目の地元記念V! 京都向日町競輪場のG3開設55周年記念競走は去る10月2日、同競輪第11Rにて行われた。レースは小嶋敬が先頭で周回を重ね、打鐘前で発進した菊地圭が石毛克―村本大を連れ先行。地元村上は最終ホーム7番手から踏み込むと再三に亘り、村本のブロックにあうも、番手捲りを放った石毛の外から力強く捲り切って1着。今年初、通算16度目の記念Vを地元で飾り、復活の狼煙をあげた。

(2005年11月5日号)

昨年11月の全日本選抜で落車以降、低迷していたが、後半戦から復調の気配が見られようやく手にした今年初優勝。

「ここまで苦しかった。
これでスタートに立てた」と村上。

チアリーダーに迎えられ自転車で凱旋、
ファンの声援に応える村上。