【 競輪 keirin 】

6年7カ月ぶり11度目 G1制覇ダービー最多V4

〜 立川G1第59回日本選手権競輪決勝 〜

 吉岡稔が涙の復活! 平成18年G1第2弾、第59回日本選手権競輪決勝は3月26日、東京・立川競輪場第11Rにて争われた。下馬評優位、先行1車の吉岡稔真(福岡・65期・35歳)は正攻法で周回。最終ホームで後閑信、小倉竜、稲村成の3車がその後位を併走するといった激しい番手争いが展開される中、マイペースで逃げる吉岡は、長直線で迫る有坂直、加藤慎、後閑を振り切って快勝、平成11年、大垣全日本選抜以来6年7ヵ月ぶりのG1優勝を果たすともに、史上最多新のダービーV4を飾った。大歓声の中、感極まった吉岡は「ファンの皆様の支えがあって頑張ってこれました。ありがとうございます」と号泣。

(2006年4月20日号)

「競輪では先行1車は簡単なようで一番難しい戦法だと思っていました。そんな中でモノにしなくてはいけないプレッシャーはあった」と吉岡。

車番3の吉岡が逃げ切って1着


【 競輪 keirin 】

番手差し 石丸寛之が地元記念初V!
地元岡山コンビでワンツー

〜 玉野G3開説55周年記念競輪決勝 〜

 石丸寛が番手差し切りで地元記念初V! 岡山県・玉野競輪場のGV開設55周年記念競輪「瀬戸の王子杯争奪戦」決勝は3月14日、第11Rで争われた。赤板で上昇した三宅達―石丸寛之(岡山・76期・31歳)の地元岡山連携は打鐘で海老根恵に叩かれ、一旦6番手に後退するも、最終2角から一気の捲り。4角で完全に抜けた地元コンビの勝負は、ゴール前で伸びた石丸が差し切って地元記念初優勝を飾った。石丸は「(三宅)達也君が頑張ってくれたおかげ」と後輩への感謝を口にした。

(2006年4月20日号)

優勝し、花束を受け取る石丸寛之選手