【 オートレース auto race 】

波乱のシリーズで勝機呼び込んだ!
浦田信輔 2年ぶり5度目のSG制覇 

〜 船橋SG第25回オールスターオートレース 〜

 筑豊のエース復活だ! 浦田が2年ぶり5度目のSG制覇―。2006年オートレースSG第2弾・第25回オールスターオートレースは、4月26日から30日までの5日間、千葉県・船橋オートで開催された。雨の準決勝は第11Rが事故不成立となり地元の雄・池田政和が優出もれ、高橋貢、永井大介らの有力候補も敗れる一方で、優勝戦に飯塚将光、小林啓二、穴見和正と50代のベテランレーサー3名が揃うなど波乱の大会となる中、流れを引き寄せたのが、10連続優出など近況絶好調の浦田信輔(32歳・飯塚)。準決は不得手の雨も不成立となり得点上位で優出し、迎えた優勝戦は本領発揮の良走路。SG全冠かかった岡部聡がよもやのフライングを切り、再発走は浦田がS6番手から前団の乱れを突いて2周回で一気に2番手。続く3周1角で先頭の東小野正道がコースを外したところを難なく交わして首位奪取。後半は岡部が猛追もタイヤを滑らせ大きく後退。終始安定した走りを保った浦田が首位を守り切り、一昨年の同大会(V2)以来、2年ぶり5度目のSG制覇を飾った。
「準決からツキ過ぎました。目標はスーパースターでの全冠制覇ですが、まずは一戦一戦頑張りたい)と浦田。西日本の雄の勝負強さを改めて見せつける一戦となった。

(2006年6月5日号)

優勝賞金の小切手額を
高く掲げる浦田信輔選手

3周1角・3着東小野が外に流れ、
5着浦田が首位へ