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『中野浩一氏紫綬褒章受章を祝う会』盛大に催される
競輪選手出身者として初の受章!
〜 東京・文京区後楽園「東京ドームホテル・天空の間」で 〜
全盛期の頃、世界自転車選手権で前人未到の10連覇を達成、「ミスター競輪」と呼ばれた元競輪選手で評論家・中野浩一氏(現・日本自転車振興会特別顧問)の『中野浩一氏紫綬褒章受章を祝う会』(主催・(財)日本自転車競技連盟)が8月30日夕、東京・文京区後楽園の「東京ドームホテル」宴会場天空の間で催され日本体育協会会長森喜朗前首相や競輪界関係者、友人・知人など約500人が出席、祝福した。
中野浩一氏は競輪選手出身者としては初めての紫綬褒章受章者で、今年4月に受章が決定。受章式では発起人代表の日本自転車振興会下重暁子会長が「中野さんは日本が誇る競輪を世界に認知させた偉大なスポツマンです。今後も中野さんに続く競輪選手を輩出するように後輩を指導して下さい」と挨拶。
受章の挨拶に立った中野氏は「私が青春を掛けた競輪という職業で今回勲章をいただいた訳ですが、これもひとえにこれまで応援した下さった皆さまのお蔭です。今後も未熟ながら自転車競技界の発展のために奮闘努力する覚悟です」と挨拶した。
中野氏は現役時代、昭和52年ベネズエラ開催の世界自転車選手権大会で日本人初の優勝を果し、以後昭和62年に前人未到の10連覇達成。日本発祥の「KEIRIN」のイメージを世界に認知させた功績は大きい。
平成4年に引退したが、その後も競輪界で日本自転車振興会特別顧問として現場で積極的に若手を指導、助言するなど自転車競技界全般に対する功績が認められ、今回の受章に繋がった。中野氏は昭和30年11月14日、福岡県久留米市出身。昭和50年に日本競輪学校第35期生としてデビュー。第1回KEIRINグランプリを初め特別競輪のタイトルを13回獲得、6度の賞金王に輝くなど華々しい活躍で『ミスター競輪』の愛称で多くのファンに親しまれた。競輪選手としての生涯獲得賞金額は13億2764万円。妻は尚美さん。
(2006年9月20日号) |