【 競輪 keirin 】

武田豊樹が地元初V 豪脚捲りで圧倒!

〜 取手GV開設56周年記念競輪決勝 〜

 武田豊樹(茨城・88期・32歳)が豪快に捲って地元記念初優勝を飾った。タイトルが一新された茨城県・取手競輪場のGV開設56周年記念競輪「第1回水戸黄門賞」決勝は9月18日、第11Rで争われた。ビッグ決勝並みの豪華メンバーが揃ったレースは、武田が王者の前受け。それに後閑信がつけ以下、佐々木則―加藤慎―、吉川誠―新田康―渡辺―晴、佐藤友―岡部芳で周回すると、赤板上昇の佐藤と吉川が熾烈な主導権争い。その間隙を突いて佐藤と吉川がホームカマシ先行も、2角後方から踏み込んだ武田は桁違いの高速ダッシュで一気に前団をねじ伏せて圧勝。昨年11月の一宮以来6度目、地元では初の記念Vを果した。オールスター惨敗から復活の武田は「地元記念で優勝できてよかった。これでよくなっていくのじゃないかな」と気を引き締めた。

(2006年10月20日号)

表彰式で花束を手に
祝福に応える武田豊樹選手

観客席にファンサービス品を
投げ入れる武田選手


【 競輪 keirin 】

島田竜二が歓喜の記念初優勝!

〜 青森GV開設56周年記念競輪決勝 〜

 島田竜二(熊本・76期・32歳)が記念初優勝を飾った。青森県・青森競輪場のGV開設56周年記念「みちのく記念競輪」決勝は9月26日、第11Rで争われた。山崎芳を目標とする地元・坂本勉の記念V30に期待がかかったレースは、赤板上昇の山崎を正攻法の三ツ石康―合志正―島田が突っ張り両者相譲らず。結局山崎が最終1角で力尽きるが、三ツ石も失速。すると2角から合志が一気に踏み込み、絶好の番手となった島田が鋭い差し脚で直接抜け出し記念初Vを果した。「前の二人のお蔭。最後は無我夢中で。ひょっとしたら勝てるかもと踏んだ。やっと一つ(記念優勝を)獲れたので、もう一つ」と歓喜の島田。

(2006年10月20日号)

初優勝した島田竜二選手は
「青森のバンクは走りやすい」笑顔で語った。

花束を手にご満悦の島田選手


【 競輪 keirin 】

いわき平競輪場10・21 全面リニューアルオープン!
これが全国初! バンク内観戦できる。
その名も「カーニバルリング」

〜 福島県・いわき平競輪場 〜

 昨年10月から本場開催を休催して施設の全面リニューアル工事が進められてきた福島県いわき市のいわき平競輪場が、来る10月21日〜23日のS級シリーズより待望の新装オープンを迎える。新競輪場は収容9000人でメインスタンドは地上6階・地下1階建て、全面ガラス張りの斬新なデザインで、3・4階が1140席の一般観覧席、5階が92席の特別観覧席、6階が5室のロイヤルルームで快適な観戦空間を提供。バンクは2層式で1階部分は約500台収容可能な駐車場。そして2階部分の周長400mのバンクには内側に沿ってウッドデッキを巡らした全国初のバンク内観戦ができるスペース「カーニバルリング」を設置し、今までにない視点でレースを堪能することができる。今年12月2日〜5日には全日本選抜競輪に開催も控え、新生・いわき平競輪場から目が離せない。

(2006年10月20日号)

いざ12月、全日本選抜G1開催へ! グランドオープンは地域開放型施設(バックスタンド)完成後の平成21年4月を予定。