【 競輪 keirin 】

待望のビッグ初V! 合志正臣
直線差し一閃! 自慢の鋭脚炸裂

〜 岐阜・G2第19回共同通信社杯競輪 〜

 鋭脚炸裂! 合志正臣(熊本・81期・29歳)が直線一気の差しで待望のビッグ初制覇―。
G2第19回共同通信社杯競輪決勝は10月9日、秋晴れの下、岐阜競輪場最終第11Rにて争われた。レースは万全の仕上がりで今年3度目のビッグ制覇を狙う山崎芳仁が人気を集めるなか行われ、赤板で山崎との別線を選んだ岡部芳幸―合志が前を抑えに出ると、市田佳寿浩―渡辺航平―前田新の近畿ラインがバックでその内を突いて牽制。6番手に置かれた山崎―金成和幸の福島コンビが打鐘からスパート、最終ホームで前を取り切り、手島慶介―阿部康雄、市田―渡辺―前田で通過。対して8番手となった岡部が最終バックから猛然と巻き返し、最終4角で山崎を捲り切ると、直線で岡部マークの合志が持ち前の鋭脚で差し切り、初のビッグタイトルと優勝賞金2200万円(副賞含む)を手にした。
「岡部さんに任せて作戦は何も。ドンピシャのタイミングで仕掛けてくれました。次はG1獲りに向けて頑張ります」と合志はさらに上を目指す構えだ。4日間の総売上は136億1903万円。

(2006年11月5日号)

ビッグ初Vを飾り、表彰式で賞金ボードを
高々と掲げる合志正臣選手

8番手から捲った7番・岡部を
9番・合志が直線差し切りV


【 競輪 keirin 】

小野俊之が今年初の記念V
04年GP覇者が普復活の狼煙!  

〜京都向日町開設56周年記念競輪決勝 〜

 小野俊之(大分・77期・30歳)が今年初の記念優勝を果した。京都向日町競輪場のG3開設56周年記念競輪「平安賞」決勝は10月1日、第11Rで争われた。秋雨の中、発走のレースは、連覇を狙う地元・村上義が正攻法。以下前田拓―吉永和に海老根恵―高木隆―海野敦、菊地圭が続き、北津留翼―小野の九州連係は後方で周回すると、赤板前から動いた菊地に合わせ北津留が打鐘前で踏み込み主導権奪取。中団に粘った海老根はホーム発進も1角で失速し、その海老根を退かし村上もバック捲りを放つが不発に終わり、番手を利して直線伸びた小野が追撃の前田に競り勝った。昨年4月の川崎以来1年半ぶりの記念Vに「このメンバーで勝てたのは励みになる〕と04年グランプリ覇者が復活の狼煙をあげた。

(2006年11月5日号)

今年初の記念競輪を制し、
満足気な小野俊之選手

7番・小野が前田を振り切る