【 競輪 keirin 】

手島慶介が悲願のビッグ初V
執念の別戦捲り炸裂!

〜 G2ふるさとダービー防府競輪決勝 〜

 手島慶介(群馬・75期・31歳)が会心の捲りでビッグ初優勝を飾る。
 平成18年度最後となるGUふるさとダービーの決勝は11月5日、山口県・防府競輪場第11Rで争われた。グランプリ05選手4名が勝ち上がり、豪華メンバーが揃った一戦。レースは、3連勝で勢いに乗る佐藤友和が佐藤慎太郎―加藤慎平―山口富生を連れ正攻法。その佐藤友との激突が注目の武田豊樹が神山雄一郎―坂本英一と茨栃連係を形成し、7番手追走から青板で上昇し佐藤を抑えると、別線で池尻浩一と即席ラインを組んだ手島も続き、武田―神山―坂本、手島―池尻、佐藤友―佐藤慎―加藤―山口の一本棒で赤板を通過。後方を警戒しながらペース駆けの武田に佐藤友が機を伺う状態のまま迎えた最終ホーム。武田はついにスパートをかけるが、2角で手島が満を持し踏み込こむと、3角で神山のブロックも交わして捲り切り、ビッグ初Vを果たした。併せて優勝賞金1550万円を獲得し獲得賞金総額は5位の8298万2400円、グランンプリ06への出場も現実味を増した。

(2006年12月5日号)

「F1優勝10回分以上に嬉しい」と
手島は喜びを爆発させた

7番車・手島が2角4番手から捲り切ってV


【 競輪 keirin 】

浜口高彰、今年3度目の記念V
ベテランが貫禄の番手差し!  

〜千葉G3開設57周年記念競輪決勝 〜

 浜口高彰(岐阜・59期・38歳)が今年3度目の記念優勝を果たす! 
 千葉県・千葉競輪場のGV開設57周年記念「第5回秋桜杯」決勝は11月31日、第11Rにて争われた。浜口は先行一車となった稲垣裕之の番手。以下、北野武史、小川将人、藤原憲征―渡辺晴智―法月成祐と続き、人気の福島連係・岡部芳幸―平沼由充は最後方で周回すると、岡部が赤板上昇し稲垣は一旦下がり6番手へ。そこからホーム前で一気にカマした稲垣が主導権を奪うと、8番手に置かれた岡部はバック捲りを放つも不発に終わり、浜口が抜け出して6月の武雄に続く今年3度目の記念Vを飾った。「全日本選抜でもいい結果が出せると思う」と貫禄の浜口。

(2006年12月5日号)

今年3度目の記念優勝を果した
ベテランの浜口高彰選手

9番車・浜口が最終差しきってV