【 競輪 keirin 】

神山雄一郎が今年2度目の記念V
通算92回目 絶好の武田番手から差し切り

〜 松山G3開設57周年記念競輪決勝 〜

 神山雄一郎(栃木・61期・38歳)が快速逃げの武田豊樹を差し切り、今年2度目の記念V! 愛媛県・松山競輪場のGV開設57周年記念競輪「金亀杯争奪戦」決勝は勤労感謝の日11月23日第11Rで争われた。降りしきる豪雨の中、ビッグ決勝並みの豪華メンバーが名を連ねたレースは、青板から上昇の武田―神山―為田学が前受け佐藤友和の外併走から打鐘で誘導を交わし先行態勢。下がった佐藤が4番手を山内大作と競るも最終ホームで山内は踏む。しかし武田が突っ張り山内は不発、佐藤のバック8番手捲りも届かず、絶好の番手から神山が差し切って、今年2度目通算92回目の記念優勝を果たした。「武田君に任せるしかなかったが、理想のレースだった」と神山選手。

(2006年12月20日号)

通算92回目の記念優勝を果し、
余裕の表情でインタビューに応える
神山選手


【 競輪 keirin 】

平原康多 復帰戦で記念初優勝
3番手確保から直線差し切り!

〜 別府G3開設56周年記念競輪決勝 〜

 平原康多(埼玉・87期・24歳)が復帰戦初戦で記念初優勝! 大分県・別府競輪場のGV開設56周年記念「別府八湯ゆけむりカップ」決勝は11月19日、第11Rで争われた。前日から引き続き雨の中のレースは赤板過ぎ、8番手周回の平原は初連係となる前田拓也と連れ車を上げ、前受け栗原雅也を叩き打鐘先行する。が、4角から永井清史がカマし両者もがきあい、永井がホームで出切って主導権を奪取。番手加藤慎平も続くが、踏み遅れた3番手宮越大はちぎれた。するとその3番手にはまった平原が、車間をあけ2センターから放った渾身の捲りが決まり快勝。10月共同通信社杯で肋骨骨折して以来欠場していたが、復帰戦を記念初Vで飾った。「復帰戦で勝てて特に嬉しい」と笑顔の平原選手。

(2006年12月20日号)

肋骨骨折から復帰し、
記念初Vを飾った平原康多選手


【 競輪 keirin 】

盲導犬への理解深めて!
クイール写真展開催

〜 東京・千代田区六番町 日本自転車振興会 1回ロビー 〜

 書籍や映画で紹介され、盲導犬の社会的認知度を向上させた盲導犬クイール。その生涯を、写真家・秋元良平氏の12年間撮り続けた作品で紹介する写真展「盲導犬クイールのまなざし」(主催:日本自転車振興会)が東京千代田区六番町の日本自転車振興会1階ロビー開催されている。会場には誕生間ない表情から、盲導犬として活躍する姿など40カットが展示されているほか、生涯を追った映像も放映されている。また、10月にオープンした「日本盲導犬センター」の紹介コーナもあり、高い関心を呼んでいる。日自振広報課の菊地聡課長は「できるだけ沢山の人に見ていただき、盲導犬への理解につながれば」とPR。会期は12月22日まで(平日10時〜16時)開催される。

(2006年12月20日号)