【 競輪 keirin 】
吉岡稔真がグランプリ最後の花道に涙の引退
〜 京王閣グランプリ06 〜
グランプリ06は一時代を築いたスーパースターの最後の舞台ともなった。吉岡稔真(福岡・65期・36歳)―平成2年のデビューから1年11ヵ月後の日本選手権で史上最速のGT優勝を達成してから、「FT先行」の異名を取るケタ違いのスピードでグランプリ2勝、GT11勝、GU3勝などの輝かしい実績を残した。開催前に引退報道もあったため、レース中は終始スタンドから渦巻くような吉岡コール。ラストランも自力を貫いたが「周回する度に涙があふれてきてレースにならなかった」と、7番手におかれる展開から9着に。
引退セレモニーで吉岡はファンに向かって「17年間本当にありがとうございました。」と声を振り絞ると、スタンドはひと際大きな吉岡コールに包まれ、吉岡の涙が止まることはなかった。
(2007年2月5日号) |
バンク内の引退セレモニーで
ファンに挨拶する吉岡稔真選手
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番手を回った合志からレース後、
花束を受け号泣した。
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感慨深いものがあり、涙が止まらない吉岡選手
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