【 オートレース auto race 】

SG3連覇 田中茂が初のMVPに輝く

〜 平成18年オートレース選手表彰式開催 〜

 田中茂が初のMVPに輝いた。日本小型自動車振興会主催の平成18年オートレース選手表彰式(ファン感謝祭)が、1月22日正午より、東京都港区のグランドハイアット東京にて、ファン・関係者900名を集め、盛大に開催された。最優秀選手賞(MVP)は昨年SG3連覇の快挙を達成した田中茂(31歳・飯塚)がうれしい初受賞。また優秀選手賞は浦田信輔(34歳・飯塚)、永井大介(30歳・船橋)、東小野正道(33歳・飯塚)、特別賞はSG通算V5を達成した前出の浦田、通算1500勝を達成した小林啓二(56歳・山陽)がそれぞれ受賞した。
 会場には特別プレゼンターとして福岡ソフトバンクホークスの王貞監督が出席するなどのサプライズも用意され、大盛況。日々の厳しい戦いから離れ、一時の華やかなムードを味わった田中だが、最後には「まだ誰もしていないSG4連覇を狙います」と早くも気持ちを戦闘モードに切り替えていた。 

(2007年2月20日号)

プロ野球福岡ソフトバンクホークスの王貞治監督もお祝いにかけ田中茂選手の快挙を祝福した。 

写真左から特別賞・小林啓二、優秀選手賞・永井大介、プレゼンターを務めた王貞治監督、最優秀賞・田中茂、特別賞W受賞の浦田信輔、優秀選手賞・東小野正道

2006ベストマッチは飯塚将光選手に。中野浩一氏(右)が祝福し、オート界・競輪界の両ミスターでツーショット。


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今年はSG全冠だ! 浦田が07年好スタート

〜 伊勢崎オート・G2 グランプリ 〜

 これがS1戦士の底力だ。浦田信輔(34歳・飯塚)が壮烈な追い込みで2007年初タイトル―。群馬県・伊勢崎オートのG2 グランプリ(G2王者決定戦)の優勝戦は1月21日最終第12R良走路で争われた。地元大本命の高橋貢が準決勝で敗れ、オール外来勢対決となるなか、今期全国ランクNO.1(S級第1位)の浦田信輔が実力の違いを見せつける壮絶な追い上げを披露した。有吉辰が出遅れてのS7番手の位置から地元の後輩・荒尾聡に4周3角で捲り一発、さらに6周1角で早船歩と27期気鋭両者を沈め、3番手に上がるや、リードを取っていた佐藤裕、重富大の前団2車にも急接近。最後は7周3角で富重を捲り、返す刀で最終8周3角、佐藤に切り込む猛攻で決着をつけた。「Sは切れた方だが、展開が厳しかった。今年こそは(SG全冠のかかる)スーパースターを獲りたいです」と浦田は今年にかける意気込みを語った。

(2007年2月20日号)

新年早々の優勝で気合の入った
浦田信輔選手