【 競艇 kyoutei 】

辻栄蔵がG1 開幕戦V ハイパワー機で圧倒!

〜 尼崎G1 近松賞開設54周年記念競走 〜

 辻栄蔵がG1開幕戦を逃げ切り圧勝、05年の競艇MVP男が07年賞金王へ驀進! 今年の特別競走一発目、兵庫県尼崎競艇の「G1近松賞・開設54周年記念」の優勝戦は1月17日の最終日第12Rで争われ、人気のイン辻栄蔵(31歳・広島)が「選手生活で一番出ていた」と絶賛した44機のハイパワーを駆使し、逃げ切り圧勝。G1は4勝目、特別通算V6を飾った。混戦の2着争いは2周目BSで田村隆信が植木通彦を抜き去り浮上。07年幕開けの記念優勝に辻は「昨年の賞金王決定戦での松井さんを見ていて本当にあの人は強いし、かっこいいなと感じた。自分も負けずにがんばりたい」と目を輝かせた。    

(2007年2月20日号)

「今なら僕が賞金王(笑い)」と
終始リラックスムードの辻栄蔵選手


【 競艇 kyoutei 】

服部幸男が特別通算V20

〜 唐津G1 全日本王者決定戦 開設53周年記念競走 〜

 好調の服部幸男が06年12月の浜名湖周年に続くG1V16を達成、特別通算V20を飾った。佐賀県・唐津競艇の「G1 全日本王者決定戦・開設53周年記念」の優勝戦は1月18日の最終日第12Rで争われた。上瀧和則が4枠からインを奪取するも、深い位置となり、1Mで振り込むアクシデント。その間隙を冷静に差しきった服部幸男(36歳・静岡)がそのままトップを譲ることなく快勝。浜名湖周年V、暮れの賞金王シリーズ優勝戦2着と好調モードを持続し記念を制覇した。服部は「正月の浜名湖タイトル戦でFを切ったのでSは慎重に行きました。棚ボタ的ですが優勝できてとても嬉しいです」と語った。

(2007年2月20日号)

「また唐津に呼んで欲しい」と
完全復活の服部幸男選手


【 競艇 kyoutei 】

石野貴之が大外克服の大逆転V

〜 大村G1 第21回新鋭王座決定戦 〜

 「有言実行!」次代のホープ石野貴之(24歳・大阪)が大逆転で第21代新鋭チャンピオンに就いた。長崎県・大村競艇での「G1 第21回新鋭王座決定戦」が行われ、2コース奪取の山本修一がイン出畑孝典を捲り、差したエース機の大峯豊とBS併走、大峯が先マイしたが、大外発進の石野貴之が差して追走。2周1Mで大峯がやや流れる間隙を鮮やかに差して大逆転Vを飾った。大峯は追撃むなしく次位、3着には三井所尊春が入線。石野は「大外は想定外でした。父(31期の美好)からはまだ甘いと言われているけれど、早く純粋な特別競走で結果を出したい」と、新鋭卒業の意欲を語った。 

(2007年2月20日号)

大逆転で優勝し、笑顔の石野貴之選手