【 競輪 keirin 】

山崎芳仁が今年記念初V

〜 川崎G3開設57周年記念競輪決勝 〜

 4.00の大ギアを踏んで、山崎芳仁(福島・88期・27歳)が今年記念初Vを飾った! 神奈川県・川崎競輪場のGV開設57年記念競輪「桜花賞・海老澤清杯」決勝は4月8日、第11Rで争われた。豪華メンバー名を連ねたレースは、赤板で上昇し小嶋敬二を抑えた矢口啓一郎―小野俊之に山崎が続いた。打鐘で海老根恵太が一気に叩きホームで主導権を奪い五十嵐力―渡辺晴智を連れ逃走。すると中団から小嶋が2角捲りを放つが、五十嵐は会心の番手捲りで抜け出し、勝負あったかと思われた。が、バック8番手から踏んだ山崎は驚異の加速で伸び、五十嵐を1/8輪差でかわし、今年記念初優勝を飾った。当日、ギアを4.00に変更し、見事にはまった山崎は「もともと4倍でやりたいと思っていた。いい結果になりました」とご満悦だった。

(2007年5月5日号)

圧巻の大ギア、超高速の8番手捲りで
優勝した山崎芳仁選手

5番車・山崎が大外伸びて快勝!


【 競輪 keirin 】

ポスト吉岡だ 寺田伸彦が追い込みV!

〜 日本競輪学校第92回卒業記念レース決勝 〜

 寺田信彦(21歳・大分)が好位奪取から追い込み卒記チャンプ―。 競輪学校の第92回生徒卒業記念レース決勝は4月11日、静岡県・伊豆市の同校南400メートルピストで行われた。打鐘前先行から逃げる牛山貴広をバックで捲った柴田洋輔に寺田が飛びつき、直線で追い込んでV! 祖父・稔(期前)と父・栄二(38期)が元競輪選手のサラブレッドは「早く師匠(大塚健一郎)に喜びを伝えたい。目標は吉岡稔真さんです」と高らかに宣言した。なお、13日に卒業式を終えた92回生は今年7月デビューする。

(2007年5月5日号)

左から2着・鈴木庸之、
優勝の寺田、3着・稲吉悠太

ゴール前追い込んだ5番車・寺田が優勝