【 競輪 keirin 】

帝王復活 山田裕仁がG2初優勝を飾る

〜 G2 ふるさとダービー観音寺決勝〜

 帝王復活、山田裕仁(岐阜・61期・38歳)がGU初優勝! 平成19年度最初のGUふるさとダービー決勝は、4月22日の香川県・観音寺競輪場最終第11Rで争われた。
 レースは赤板上昇の山崎―飯嶋則之が前受け、新田康仁を抑え打鐘先行。加藤慎平―山田の岐阜コンビも続き、その後ろを新田、渡部哲が競り合うと、山崎はホームで一気に加速。対して加藤が渾身の1センター捲りを放つも、バックで飯嶋がブロック。
 すると山田は飯嶋の番手に切り替え、3角で加藤が再度ブロックされ失速するや自ら踏み挙げ、直線で山崎を差し切り、15年の京王閣グランプリ以来のビッグVを果たした。
 過去GPを3回、GTを4回制しながらGU初優勝の山田は「取ったことが無かったので嬉しいです。次は高松宮記念宮杯で頑張ります」と安堵の表情を浮かべた。

(2007年5月20日号)

「G2は取ったことがなかったので
非常にうれしいです」とご満悦の山田裕仁

ゴール前、4番車・山田が直線外伸びて快勝


【 競輪 keirin 】

斎藤登志信が7年ぶり記念V 
ベテランが冷静に単騎捲り!

〜 武雄G3開設57周年記念競輪決勝 〜

 単騎で混戦に断、斎藤登志信(山形・80期・34歳)が7年ぶりの記念V! 佐賀県・武雄競輪場のG3開設57周年記念「大楠賞争奪戦」決勝は、4月15日第11Rで争われた。レースは井上昌己を叩いた菊地圭尚―高谷雅彦―斎藤の北日本連係が打鐘先行。中団外併走の三ツ石康洋がカマシ気味に仕掛けると、菊地が突っ張り、高谷は踏み遅れ番手に三ツ石がハマる。このゴチャつきを嫌い連結を外した斎藤は冷静に中団を確保すると、バックから単騎で捲り直線で前団を飲み込んで快勝。平成12年4月の観音寺以来7年ぶりの記念優勝を果たした。「5月から宮城登録で走る」斎藤にとって、再出発を祝う優勝となった。   

(2007年5月20日号)

7年ぶりの記念競輪優勝に感無量の斎藤

淡々とインタビューに応えていた。