【 オートレース auto race 】

荒尾聡が最終周に執念の首位奪還 SG初制覇!

〜 川口オートSG第26回オールスターオートレース 〜

 筑豊の大器・荒尾聡が待望のSG初戴冠なる! オート界今年2戦目のSG戦となった第26回オールスターオートレースの優勝戦は、4月30日の最終第12R良走路で争われ、0mオープン戦会心のトップスタートから主導権を握った飯塚27期の荒尾聡(26歳)が、6周1角で同じくSG初Vを狙う有吉辰に一度は差しこまれるものの、2番手キープからペースの上がらない有吉を猛追し、最終10周1角、僅かに空いた有吉のインに果敢に切り込み、再逆転。同大会連覇のかかった浦田が直後の2角で有吉をパスし、荒尾にも迫ったが荒尾がゴール前で振り切ってSG初制覇を成し遂げた。
「やったー!」2万3千の観衆の前で両手を突き上げて荒尾は喜びを爆発させた。
「有吉さんが滑り気味だったので少しずつ追いついた。最後は悔いを残したくなかったので目一杯はいりました」と満面の笑みでレースを振り返った。 

(2007年6月5日号)

SG初戴冠し、優勝トロフィ−
を掲げる荒尾聡選手

10周1角、5号車・荒尾が2号車・有吉に
切り込み再逆転、直後の2角で4号車・浦田も
有吉を交わす