【 競輪 keirin 】

小嶋敬二が2年ぶりG1制覇 
怪物パワーの2角捲り炸裂

〜 びわこG1第58回高松宮記念杯競輪決勝 〜

 怪物パワーで北日本、九州勢を粉砕! 小嶋敬二(石川・74期・37歳)が2年ぶり3度目のG1優勝を飾った。平成19年のG1第3弾「第58回高松宮記念杯競輪」決勝は6月5日、滋賀県の大津びわこ競輪場第11Rで争われた。
 佐藤友和を目標に二段駆けで連覇を狙う山崎芳仁と、小嶋の対決に注目が集ったレースは、前受け小嶋を赤板上昇の佐藤が抑え打鐘前で先行すると、北津留翼も外から追い上げるが佐藤は突っ張り譲らず。北津留は下がって4番手に入りこもうとするがその刹那、3番手斎藤登志信と接触し落車、巻き込まれる形で山田裕仁も落車するアクシデント。
 間一髪逃れた小嶋はすかさず4番手を確保すると、最終2角から発進。「社長―、行け!」と絶叫する山田の声に押されるように全力で踏んだ小嶋は、合わせてホーム番手捲りを打った山崎を振り切って快勝、17年7月の寛仁親王牌以来2年ぶり3度目のG1制覇を果たし、優勝賞金2690万円(副賞含む)と、KEIRINグランプリ07への出走権を獲得した。

(2007年7月5日号)

「山田さんが落車した時に、翼(北都留)の前輪が僕の後輪に当って壊れちゃったのですが、2センターで落車した山田さんが立っているのが見えて、あの人の分まで頑張らなきゃと思って踏んだ」とレースを振り返った。

2番車・小嶋が7番車・山崎を1/2輪差退けV


【 競輪 keirin 】

2007年国際競輪が開幕!

〜 東京都・文京区 フォーシーズンホテル椿山荘 共同記者会見 〜

 6月7日に開幕した2007年国際競輪は京王閣、広島、久留米での第1ステージを皮切りに全国各競輪場で国際軍団と日本人トップレーサーが激戦を繰り広げている。
 5月31日、開幕に先立ち、共同記者会見が東京都文京区のフォーシーズンホテル椿山荘で催された。会見には競技で世界bPの実力を誇るテオ・ボスをはじめ国際軍団9選手と迎え撃つ日本勢を代表して後閑信一ら4選手が出席した。「全部のレースを勝ちたい」とボスがコメントすると、後閑は「競輪はタイムだけの勝負じゃないこと示す」と応酬し、舌戦を展開。バンクでの対決に闘志を燃やした。

(2007年7月5日号)

前列左から佐藤友和、テオ・ボス、アンドレイ・ビノクロフ、シュテファン・ニムケ、ダミアン・ジェリンスキー、後列左から長塚智広、後閑信一、井上昌己、ホセ・アントニオ、エスクレド、クレイブ・マクリーン、ミカエル・ブルガン、テーシー・ムルダー、ベン・カーステン

早くも火花を散らす後閑(左)とボス


【 競輪 keirin 】

後閑信一が外国勢を粉砕

〜 国際競輪第1戦・京王閣 〜

 ジャパニーズボス・後閑信一(群馬・65期・37歳)がボスに完勝! 6月10日、京王閣競輪第11Rで争われた国際競輪第1戦の決勝では、二ムケ―ボス―マクリーンの強力国際ラインに、逃げる藤田竜矢の番手から3角で捲った後閑が快勝した。「ボス君に勝った僕が世界チャンピオンですね」と後閑。

(2007年7月5日号)