【 競輪 keirin 】

小嶋敬二が高松宮杯に続きG1連覇達成! 
永井番手から怪力二段駆け

~ 前橋G1第16回寛仁親王牌決勝 ~

 永井清マークから怪力二段駆け、小嶋敬二(石川・74期・37歳)がGⅠ連覇! 平成19年GⅠ第4弾「第16回寛仁親王牌・世界選手権記念トーナメント」決勝は7月3日、群馬県の前橋競輪第11Rで争われた。
 佐藤友和を頭に自力4車結束の北日本と永井清史―小嶋敬二の中部の対決が注目されたレースは、青板バックから車を上げた永井が赤板で荒井祟博―渡部哲男を抑え、早々と主導権を奪う。そのまま捨て身のスーパーダッシュで果敢に逃げる永井に別線動けず、隊列は最終ホームを一本棒状で通過。佐藤は1角6番手から捲り逆転狙うも届かず、満を持して2角過ぎ発進の番手小嶋が余裕で押し切って完勝。6月の大津びわこ高松宮記念杯に続き、平成14年の山田裕仁以来となるGⅠ連覇を果たし、賞金2690万円(副賞含む)を獲得した。

(2007年8月5日号)

「最終ホームを過ぎた辺りでは結構、永井もスピードに乗っていたし、僕も脚に余裕があったので『獲れるかな』という気はしました」と、レースを振り返る小嶋敬二。

2番・小嶋が4番・渡部を振り切りV


【 競輪 keirin 】

藤原憲征 地元で記念初V 
矢口番手から直線抜け出し!

~ 弥彦G3開設57周年記念競輪決勝 ~

 絶好の番手から抜け出し、藤原憲征(新潟・85期・27歳)が地元で記念初優勝を飾った。 新潟県・弥彦競輪場のGⅢ開設57周年記念競輪「ふるさとカップ」決勝は7月11日、第11Rで争われた。武田豊、後閑信、岡部芳が準決で姿を消した波乱のシリーズを締め括るレースは、赤板上昇の矢口啓一郎―藤原―内海雅夫が打鐘先行し、新田康仁が4番手に付き、山田裕仁は7番手に置かれ一本棒状でホーム通過。新田は2角から捲りに出るが、3角で牽制した藤原が直線で抜け出し、山口幸二の強襲を僅か1/4輪で振り切ってV。初の記念優勝を地元で果たした。「いろんな人の助けがあってここまで来れた、嬉しいです」と歓喜の藤原。なお4日間の車券売上90億7249万3200円で、同場の4日制記念新記録となった。

(2007年8月5日号)

優勝トロフィーを掲げる藤原憲征