【 競輪 keirin 】

浜口高彰が5年8カ月ぶりビッグV 
永井番手から直線抜け出し

〜 松戸G2第3回サマーナイトフェスティバル決勝 〜

 岐阜連係でワンツー、浜口高彰(岐阜・59期・39歳)が5年8カ月ぶりのビッグV! 輪界唯一のナイタービッグレース、GU「第3回サマーナイトフェスティバル」の決勝は7月21日、千葉県の松戸競輪場第10Rで行われた。1着勝ち上がりの予選を通過した9名で争われたレースは、実質先行一車の永井清史が浜口―前田拓也を連れ、青板4角手前から上昇すると、赤板で三宅を抑え主導権を奪う。一本棒状で迎えた打鐘、グングン加速し最終ホームで4番手の手島以下を引き離し、軽快に逃げる永井。バックで6番手三宅、8番手伏見、さらに3角で手島も発進するが届かず、絶好の番手から浜口が差し切って快勝、初のGUVを飾り、優勝賞金680万円(副賞を含む)を獲得した。平成13年11月の花月園全日本選抜以来のビッグVに浜口は「永井が思いっきり良すぎて心配だったけど強かった」と後輩を称える余裕を見せた。 

(2007年8月20日号)

「久々のビッグ優勝は嬉しいし、ワンツーが決まってさらに嬉しい。歳なのでどこまで頑張れるか分らないけど、一戦、一戦頑張ります」と歓喜の浜口 

長州小力(右)から贈られた
チャンピオンベルトを腰に巻いた浜口


【 競輪 keirin 】

小嶋敬二が完全Vで連覇! 

〜 四日市G3開設56周年記念「泗水杯争奪戦」 〜

 怪力逃げで圧倒、小嶋敬二(石川・74期・37歳)がパーフェクトで連覇を果した―。三重県・四日市競輪場のGV開設56周年記念「泗水杯争奪戦」決勝は台風の影響で順延となり、7月16日の第11Rで争われた。3連勝で勝ち上がった小嶋は、地元の岩見潤―山内卓也と連係し5番手で周回。青板バックで後方から車を上げた成田和也―有坂直樹に続くと、赤板でさらに上昇し2角誘導に付け、迎えた打鐘。4番手成田の外併走の井上昌己が4角から一気にカマすが、合わせて小嶋も踏んで譲らず。1角で岩見が井上を牽制し失速させるが、自身も小嶋との車間が広がってしまう。後続の攻防を尻目に軽快に逃げる小嶋は、バック後方から捲った佐々木を全く寄せ付けず圧勝、完全Vで2月55周年に続き当地記念連覇を飾った。「最後に先行で勝てたのが大きい」とご満悦の小嶋。

(2007年8月20日号)

2月の55周年記念に続き、
連覇した小嶋敬二選手