【 競輪 keirin 】

山崎芳仁がビッグV5 逃げ切りで圧勝 
ふるさと初制覇 4倍ギアのパワー炸裂!

〜 G2ふるさとダービー函館決勝 〜

 驚異の4倍ギアで逃げ切り圧勝、山崎芳仁(福島・88期・27歳)がビッグV5を飾った!
平成19年度、第2弾のGUふるさとダービー決勝は8月7日、北海道・函館競輪場の第11Rで争われた。準決勝ワン・ツーの山崎―佐藤慎太郎に村上義弘、佐々木則幸の自力型が如何に挑むかが、注目されたレースは、赤板で上昇の佐々木―三宅伸―阿部康雄が前受け村上を抑え打鐘先行。佐々木ラインに続いた山崎は、阿部併走から4角で一気に踏み、抵抗する佐々木をホームで簡単に抜き去り主導権を奪うと、バックで踏み返して更に加速し、2角捲った村上を寄せつけず。直線でもスピードは全く衰えず佐藤を振り切って完勝、賞金1550万円を獲得するとともに、1月競輪祭以来今年2度目、通算5度目のビッグVを果たした。なお、ふるさとダービーは初優勝。

(2007年9月5日号)

「村上さんが捲りに構えると思ったからバックで少し踏みました。4角から一度踏み返す力が残っていたし、うまくいきました」とレースを振り返る山崎

4倍ギアを駆使し、1番車・山崎が逃げ切りV


【 競輪 keirin 】

伏見俊昭が今年初の記念V

〜 福井G3開設57周年記念競輪決勝 〜

 バンクレコードタイの10秒7、起死回生のバック捲りで伏見俊昭(福島・75期・31歳)が今年初の記念優勝を飾った! 福井県・福井競輪場のGV開設57周年記念競輪「不死鳥杯」決勝は、7月29日第11Rで争われた。レースは各車が出しぶる中、永井清史が正攻法に構えると、赤板で後方から伏見が上がり一旦前に出るが、渡部哲男が抑えて打鐘先行。しかし下がった永井が一気にカマしホームで主導権を奪う。隊列は一本棒状でバックを通過。7番手に置かれ絶体絶命かと思われた伏見だったが、そこから踏むと、驚異の加速で怒涛の如く、前団に迫るとそのまま外を突き抜けV、平成18年6月の高松以来1年1ヵ月ぶりの記念優勝を果たした。バンク記録に並んだスピードに「よく伸びたなぁ。もうダメかと思った」と伏見は自ら驚嘆の声をあげた。

(2007年9月5日号)

バンクレコードタイ記録の10秒7の
豪脚捲りで優勝した伏見俊昭