【 競輪 keirin 】

山崎芳仁が豪快捲り圧勝! 
強敵一蹴! パワーが違いすぎる…

〜 花月園競輪G3開設57周年記念 〜

 山崎芳仁(福島・88期・28歳)が捲り圧勝! 神奈川県・花月園競輪のG3開設57周年記念「菊花賞典」決勝は11月25日の最終第11Rで行われた。山崎芳、有坂直、山田裕、村上義、小野俊、小橋正ら名だたる実績者が揃った。なかでも力の違いを見せつけたのは山崎。打鐘で佐藤友―有坂―中村浩士―、村上―山田に続き、佐藤との別線勝負を選択した山崎、その後位を内に小橋、外に小野―大竹慎が続く隊列から山崎は離され気味の6番手に置かれるが最終2角から踏み込むとグングンと前団を飲み込み2車抜け出す圧勝劇。
 今年は競輪祭、ふるさと函館のビックレースV2に加え、3回目の記念優勝を飾った。「佐藤君と別線で自分の力を出せた」と、振り返る山崎。改めて威力の凄さを見せた一戦だった。

(2007年12月20日号)

今年記念V3を飾った山崎芳仁選手

2番車・山崎が完全に抜け出しV


【 競輪 keirin 】

北津留翼が記念V2を果たす

〜 松山G3開設58周年記念 〜

 北津留翼(福岡・90期・22歳)が今年2度目の記念V―。愛媛県・松山競輪場のG3開設58周年記念「金亀杯争覇戦」決勝は11月13日、第11Rで争われた。レースは、赤板で迎えにかかる志智俊夫―浜口高彰―富永益生を前受け、北津留が突っ張ると、志智は4番手外併走で反撃の機を伺う。そして迎えた打鐘、一気にカマした志智を北津留は再度、突っ張り、番手は志智と野田源一の競り合いに。縺れる番手を尻目に軽快に逃げる北津留は、番手を獲り切った志智と中を割った浜口を振り切って辛勝、8月の小松島に続く記念2勝目を果した。北京五輪への出場権を賭けた海外遠征に目前に控えた北津留は、「次の目標はアジアカップで五輪の出場権を獲ることと、G1の決勝に乗ること」と、両立を目標に掲げた。

(2007年12月20日号)

記念競輪V2を果たし、
優勝トロフィーを掲げる北津留翼選手