【 競輪 keirin 】

井上昌己が2度目のG1制覇競輪王初戴冠
小嶋・山崎を撃沈!

〜 小倉G1第49回競輪祭・競輪王決定戦 〜

 井上昌己(長崎・86期・28歳)が競輪王初戴冠―。2008年G1開幕戦、「第49回競輪祭・競輪王決定戦」の決勝は1月27日、福岡県・小倉競輪場第11Rで争われた。レースは、周回8番手の山崎芳仁が赤板前から上昇し、6番手小嶋敬二に蓋すると、3角から踏み込み打鐘先行。それに続いた小嶋は最終ホームでカマして一気に主導権を奪う。7番手に置かれた井上は俊敏に切り替え絶好のポジション・小嶋の3番手で追走し、渾身の3角捲りを放つと直線で伸びた快勝した。自身初の競輪王となり、優勝賞金2690万円(副賞含む)とGP08への切符を獲得した。06年花月園オールスター以来、2度目のG1優勝に「今回は展開も考えて狙ってレースをしたので最高の気分です」と、小嶋・山崎の2強を完封しての勝利に自信を深めた。

(2008年2月20日号)

応援に駆けつけた愛娘と
表彰台でガッツポーズ!

7番車が直線伸びV


【 競輪 keirin 】

平原康多が地元記念初V 
番手競り耐え追い込み!

〜 大宮G3東日本発祥59周年記念競輪決勝 〜

 平原康多(埼玉・87期・25歳)が念願の地元記念V―。埼玉県・大宮競輪場のGV東日本発祥59周年記念「倉茂記念杯」決勝は、1月17日の最終第11Rで争われた。各車出しぶり再発走となったレースは、同県・藤田竜矢の番手に平原が付け、後閑信一―宗景祐樹―阿部康雄と続き5車結束の関東勢は、後攻めから最終ホームで正攻法の荒井祟博を一気に叩く。が、荒井はインで粘り平原との番手競りに。両車ともに譲らず迎えた直線、荒井の攻撃を凌いだ平原が鋭く伸び快勝、初の地元記念優勝を果たした。
 「競リ負けたくはなかった。今日の優勝は相当嬉しい」と歓喜の平原であった。   

(2008年2月20日号)

バンク内観戦のファンから祝福される平原

3番車平原が番手から抜け出しV