【 オートレース auto race 】

大木光男泣きG1初制覇 
川口の"熱血王子"6年ぶり地元V奪還

〜 川口オート・G1開設56周年記念GP 〜

 次元新鋭・大木光がG1初制覇―。埼玉県・川口オートのG1開設56周年記念グランプリの優勝戦は3月12日の最終日第12Rで争われた。大本命高橋貢が準決勝で敗れる波乱、対して地元川口勢が5名優出の意地を見せた今大会の大一番は地元28期の熱血ファイター大木(25歳)が鮮やかな速攻劇を披露。10ハン秋田を叩いて出るや、試走1番時計の機力を生かして序盤から独走。そのまま2番手・加賀谷以下に大差をつけて圧勝し、タイトル戦初制覇を達成した。表彰式では地元ファンの大歓声に目頭をおさえる場面も。
 「何も考えずに走りました。本当にうれしいです」と、感無量の表情で喜びをあらわにした。

(2008年4月5日号)

「父ちゃん、母ちゃん、産んでくれてありがとう!」と、表彰式では大木らしいマイクパフォーマンスで場内を沸かせた。

序盤から独走に持ち込む1号車・大木。同大会の地元勢Vは50周年の若井友以来6年ぶりだ