【 競輪 keirin 】

山崎芳仁が今年記念V2

〜 平塚開設58周年記念 〜

 山崎芳仁(福島・88期・28歳)が今年2度目の記念V―。神奈川県・平塚競輪場のGV開設58周年記念「湘南ダービー」決勝は5月4日、第11Rで行われた。山崎VS武田豊樹の同期対決が注目されたレースは、山崎を中川誠一郎が抑え打鐘で先制も4番手に続いた武田が3角から加速しホームで主導権を奪取、山崎は7番手に置かれるが動じず。いつも通りバックから踏み込むと4回転ギアが一気に点火、レコードタイ10秒5のスピードで前団を飲み込み完勝、4月川崎記念に続き今年の記念X2を飾った。「先行争いを避けたのがよかった。今年は賞金でグランプリに行きたい」と貫禄を誇示の山崎。

(2008年6月5日号)

今年記念競輪V2を果たし、余裕で
インタビューに応える山崎芳仁選手


【 競輪 keirin 】

荒井崇博が地元記念初V!

〜 武雄開設58周年記念 〜

 荒井祟博(佐賀・82期・30歳)が地元記念初V―。佐賀県・武雄競輪場のGV開設58周年記念「大楠賞争奪戦」決勝は、4月29日の第11Rで争われた。九州勢6車が勝ち上がったが、荒井は準決勝同様に北津留翼の番手に回り藤野光吉―原司の4車で連係し、坂本亮馬―大塚健一郎は別線となった。レースは前受け北津留が打鐘で叩いた佐藤朋也―坂上樹大を突っ張り先行も、最終ホームから踏んだ坂本の番手から大塚のバック捲りが炸裂。荒井は3角で俊敏にその後位に切り替えると直線で差し切り快勝、地元で初の記念制覇を果たした。「やっと獲れてホッとした」と待ち望んだ勝利に安堵した。

(2008年6月5日号)

地元記念で初優勝し、仲間に胴上げされ、
喜びの荒井崇博選手